成立条件
平和(ピンフ)は次の 3つの条件をすべて同時に満たす 必要があります。どれかひとつでも欠けると平和は成立しません。
- ① 4面子すべてが順子であること — 刻子(同じ牌3枚)や槓子(同じ牌4枚)が1組でも含まれると成立しません。4組すべてが連続する3枚の数牌(例:3-4-5萬)で揃っていることが必要です。
- ② 雀頭(対子)が役牌以外であること — 場風(東場なら東・南場なら南)・自風(自分の座順の牌)・三元牌(白・發・中)は役牌と呼ばれ、これらが雀頭になっていると平和は不成立です。数牌や役牌以外の風牌(自分の座順でない風牌)なら雀頭として使えます。
- ③ 両面待ち(リャンメン)で和了すること — 嵌張待ち・辺張待ち・単騎待ち・双碰待ちでは平和になりません。必ず「○○-△△」の両隣どちらでも和了できる形で待っている必要があります。
また、平和は 門前(鳴かない状態)限定 の役です。ポン・チーをした瞬間に平和の条件を失います。鳴いて順子4面子を揃えても平和は認められません。
出現頻度の目安
平和は麻雀の役のなかでも タンヤオに並ぶほど出現頻度が高い 役です。プロの対局統計でも和了の20〜30%程度に平和が絡むといわれています。
条件が3つある分、タンヤオより少し難しく感じるかもしれませんが、「順子を4組揃えて両面で待つ」という形は、麻雀の基本的な手作りとほぼ一致します。役牌を雀頭に持ってしまわないよう意識するだけで、自然と平和になることも少なくありません。
特に2〜8の数牌(中張牌)が多い配牌では、タンヤオと平和の複合(2飜)を狙える形になりやすく、上級者が最も好む基本の型のひとつです。序盤から両面ブロックを優先して手牌を整えていくことで、平和の出現頻度はさらに上がります。
狙い方・コツ
平和を効率よく狙うためのポイントをまとめます。
- 両面ブロックを優先して残す 嵌張(例:2-4)や辺張(例:1-2)よりも両面(例:3-4)のブロックを優先して残しましょう。6-7や4-5など、どちらの牌が来ても順子になる形が最終的な平和の待ちになります。
- 雀頭は役牌以外に固定する 役牌(場風・自風・三元牌)の対子があっても、平和を狙うなら数牌の対子を雀頭候補にします。役牌対子は鳴いて役にする(ポン)か、捨て牌として処理するか早めに判断しましょう。
- 字牌・么九牌との兼ね合いを考える 平和は字牌を面子にできません(順子には使えない)。字牌は孤立牌として早めに切っていくことで手牌がすっきりします。タンヤオとの複合を狙うなら1・9牌も不要です。
- 門前を維持する 平和は門前限定のため、副露(鳴き)の機会があっても平和を狙うなら我慢が必要です。ただし点数が必要な局面では、タンヤオだけでも先に確保する方針に切り替えることも有効です。
- 立直との組み合わせを活かす 聴牌したらリーチをかけることで立直1飜が加わります。タンヤオも複合していれば「メンタンピン」として3飜、ツモれば4飜になります。これが平和を使う最もポピュラーな形です。
複合・関連する役
平和はさまざまな役と複合できます。代表的な組み合わせを確認しましょう。
-
断么九(タンヤオ)
との複合
2〜8の数牌のみで4面子順子・役牌以外の雀頭・両面待ちを揃えればタンヤオ+平和(2飜)。麻雀で最も頻繁に見られる複合形です。
- 立直 との複合 門前聴牌で平和の形ならリーチをかけるのが基本。平和1飜+立直1飜で2飜(さらにタンヤオも加われば3飜)になります。
- 門前清自摸和(ツモ) との複合 平和でツモ和了すると20符固定・2飜(平和1飜+ツモ1飜)になります。通常のツモは符が加算されますが、平和ツモは特例として20符で計算されます。
-
三色同順
との複合
3色の同じ順子を作る三色同順は門前で平和と複合します(門前3飜+平和1飜)。ただし鳴いて三色にすると平和は失われます。
-
一盃口
・
二盃口
との複合
同じ順子を2組(一盃口)・4組(二盃口)作ると平和とも複合します。二盃口はすべての面子が順子になるため自動的に平和の条件①を満たします(ただし双碰待ちになりやすいので③の条件に注意)。
-
一気通貫
との複合
同じ色の1-2-3・4-5-6・7-8-9を揃える一気通貫は門前で平和とも複合します。両面待ちを維持しながら3面子を揃えることがポイントです。
平和は1飜役ですが複合しやすいため、積み重ねると満貫以上を狙えます。詳しい点数計算は 点数早見表 で確認できます。