成立条件
門前清自摸和の成立条件はシンプルです。
- 門前である ポン・チー・大明カンを一度もしていない状態であること。暗カンは門前扱いになります。
- ツモ和了する 山から自分で牌を引いて(自摸って)和了すること。
この2つを満たすだけで成立します。手役の構成(順子・刻子・雀頭の組み合わせ)には制限がなく、平和・断么九・役牌などと組み合わせることも可能です。
ツモ和了は 全員から点をもらう のが特徴です。ロン和了が1人から全額受け取るのに対し、ツモでは親・子それぞれ異なる額を3人から受け取ります。ただし点数の総量はロンより若干低くなるため、待ちによってはロン和了の方が合計点数が高くなる場合もあります。
なお鳴きを入れてツモ和了した場合は「門前」の条件を満たさないため、メンゼンツモは成立せず単なるツモ和了として処理されます(役がなければ流局)。
出現頻度の目安
麻雀は和了形の約半分がツモ和了とも言われており、門前で打っていれば自然とメンゼンツモが成立する機会は多くなります。 リーチを多用する打ち手 ほどメンゼンツモの成立頻度も高くなる傾向があります。
一方、食い仕掛け(鳴き麻雀)を多用する戦術ではメンゼンツモの恩恵を受けられません。門前を維持するのが難しい手牌(遠い役牌・字牌を鳴いた方が速い)では、メンゼンツモを諦めて速度を優先する判断も必要です。
実戦では「門前を守りながら聴牌を目指す」ことが打点維持の基本になるため、メンゼンツモは意識しなくても自然に付いてくる役といえます。初心者のうちから鳴きを控えて門前を保つ習慣をつけると、打点の安定につながります。
狙い方・コツ
メンゼンツモを積極的に活かすためのポイントを押さえておきましょう。
- 鳴きを安易に使わない ポン・チーで速度を上げられる場面でも、打点と引き換えに門前を崩すことになります。残り飜数と点数状況を見て、門前を維持する価値があるか判断しましょう。
- リーチと組み合わせる リーチ後にツモ和了すれば「リーチ+ツモ」で最低2飜。さらに一発や裏ドラが乗れば大きな打点になります。
- 平和との複合を狙う メンゼンツモと平和を複合させると20符計算になります。一見符が低くなりますが、リーチ・一発・裏ドラとの組み合わせで高効率な打点を出せます。
- 全員払いを活かす ツモ和了では3人全員から点をもらえます。終盤で2位以下の複数プレイヤーから点を取れるツモは、順位争いにおいて特に有効なことがあります。
- 暗カンは門前のまま 暗カン(手の内の4枚を槓する)は門前扱いなので、メンゼンツモの条件を満たしたまま槓できます。カンドラが乗れば打点アップも期待できます。
複合・関連する役
メンゼンツモは門前で成立する役と幅広く複合します。打点の土台になる組み合わせを確認しましょう。
- 立直(リーチ) との複合 最も相性の良い組み合わせ。リーチ後にツモ和了すれば「リーチ+ツモ」で2飜。裏ドラ・一発が重なれば満貫以上も視野に入ります。
-
平和(ピンフ)
との複合
面子がすべて順子で両面待ちの場合に成立する1飜役。平和+ツモは20符計算という特殊ルールが適用されます。「リーチ+平和+ツモ(メンタンピンツモ)」は麻雀の基本高打点パターンです。
- 一発(イッパツ) との複合 リーチ後の一発ツモは「リーチ+一発+ツモ」で3飜。さらに裏ドラが重なると跳満・倍満クラスになります。
-
断么九(タンヤオ)
との複合
鳴きOKの役ですが、門前でも成立します。タンヤオ+ツモの組み合わせは2飜。リーチも加えれば「リーチ+タンヤオ+ツモ」の3飜になります。
-
一盃口(イーペーコー)
・
二盃口(リャンペーコー)
との複合
門前限定の役なのでメンゼンツモと自然に複合します。特に二盃口(3飜)+ツモは跳満に届くことも多いです。
具体的な点数の計算は 点数早見表 で確認できます。