二盃口 (リャンペーコー)

二盃口は、同じ数字・同じ種類の順子を2組ずつ、計4つの順子で構成する門前限定の役です。一盃口が2つ入っているように見えますが、一盃口の役は付きません。成立条件・一盃口や七対子との関係・平和・清一色との複合・狙い方まで詳しく解説します。

飜数
3飜
鳴き
不可(門前のみ)
喰い下がり
なし
二盃口の手牌の牌姿
二盃口の手牌の牌姿

成立条件

二盃口は、 同じ種類・同じ数字の順子を2組ずつ(計4面子) 含む和了形で成立する門前限定の役です。

たとえば「123m 123m 456p 456p」のように、同じ順子が2セット揃っている状態が二盃口です。残りは雀頭1つで和了形が完成します。

  • 門前限定 1枚でも鳴いた時点で二盃口は成立しなくなります。
  • 4面子すべてが2組の同一順子 「123m 123m 678m 678m」のように、異なる数字の順子が2組ずつあっても成立します。
  • 一盃口との違い 一盃口は同じ順子が1組(計2面子)の役(1飜)。二盃口はその2つ分の形ですが、一盃口の役は付かず、二盃口3飜のみが適用されます。

七対子とは和了形の構造が根本的に異なるため、二盃口と七対子は複合しません(後述)。

一盃口・七対子との関係

二盃口を理解するうえで、一盃口と七対子との違いを整理することが重要です。

一盃口(イーペーコー) は、同じ種類・同じ数字の順子が2面子そろった1飜役です。二盃口はこれが2セットある形ですが、「二盃口が成立するとき一盃口は付かない」というルールになっています。これは二盃口3飜の方が役として上位に位置づけられているためです。

七対子(チートイツ) は7組の対子(同じ牌が2枚)で構成される特殊な和了形です。同じ牌が4枚あると二盃口に見えることがあります(たとえば1m1m2m2m3m3mは123m 123mとも読めます)が、多くのルールでは七対子形として扱われるか、二盃口形として扱われるかのどちらかで、同時成立はしません。競技規則で確認するようにしましょう。

二盃口は順子4面子の「4面子1雀頭」という通常形の役であり、七対子の特殊形とは構造が根本的に異なります。

狙い方・コツ

二盃口を実戦で狙うための基本方針と注意点を紹介します。

  • 序盤から同じ順子を意識する 配牌時点で同一種類の数牌が多い場合、二盃口を意識し始めます。たとえば萬子の1・2・3が複数見えているなら「123m×2」を軸に考えます。
  • 鳴かずに手を進める 二盃口は門前限定なので、どんなに手が遅くても鳴きは禁物です。他家からリーチがかかっても降りるか門前でかわすかを判断します。
  • 清一色・混一色との複合を狙う 二盃口は4面子をすべて同一種類で揃えることが多く、清一色(6飜)と複合すれば合計9飜という高打点になります。色を揃える意識を持つと打点が一気に上がります。
  • 待ちの形を整える 二盃口の形は単騎待ちや嵌張待ちになりやすい場合があります。できるだけリャンメン待ちになるよう手牌を組み立て、和了率を上げましょう。

実戦動画

プロの実戦で二盃口が決まる場面です。狙い方の参考にしてください。

Mリーグ|二盃口

複合・関連する役

二盃口は順子構成なので、順子を使う役と相性が良いです。主な複合先を確認しておきましょう。

  • 平和(ピンフ) 二盃口は4面子がすべて順子なので平和の条件を満たしやすいです。雀頭が役牌でなく、待ちがリャンメンであれば複合し、合計4飜になります。 平和(ピンフ)の牌姿例
  • 断么九(タンヤオ) 二盃口の順子がすべて2〜8の中張牌で構成されていれば断么九とも複合できます。 断么九(タンヤオ)の牌姿例
  • 混一色・ 清一色 4面子を同一種類の数牌で揃えれば混一色(3飜)や清一色(6飜)と複合します。特に清一色+二盃口で9飜は、役満に迫る超高打点です。 清一色の牌姿例
  • 一盃口 前述の通り、二盃口が成立する場合は一盃口は付きません。

点数は基本3飜ですが、複合役によって大きく変わります。具体的な点数は 点数早見表 で確認できます。

よくある質問

二盃口は鳴いても成立する?

いいえ、二盃口は門前限定の役です。一度でも鳴くと二盃口は成立しなくなります。鳴いた場合、一盃口の役が付く可能性もありませんので注意が必要です。

二盃口と一盃口は同時に成立する?

いいえ、二盃口と一盃口は複合しません。二盃口は一盃口を2つ含む形ですが、一盃口の役は付かず、二盃口の3飜のみが適用されます。

二盃口と七対子は複合する?

いいえ、複合しません。二盃口は「4面子1雀頭」の形を使う役で、七対子(7組の対子)とは和了形の構造がまったく異なります。両者が同時に成立することはありません。

二盃口と平和は複合する?

はい、複合できます。二盃口は4つの順子で構成されるため平和の条件を満たしやすく、雀頭が役牌でなくリャンメン待ちであれば平和と複合して合計4飜になります。

二盃口の点数は?

門前3飜が基本です。平和との複合で4飜、清一色との複合で6飜+3飜=9飜など、組み合わせ次第で満貫以上の打点が狙えます。具体的な点数は点数早見表でご確認ください。

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