成立条件
断么九(タンヤオ)の成立条件はシンプルです。 手牌の面子と雀頭のすべてが2〜8の数牌(中張牌)で構成されている こと、この一点だけです。
逆に言えば、次の牌が1枚でも含まれていると成立しません。
- 1・9の数牌(么九牌)— 一萬・九萬・一筒・九筒・一索・九索
- 字牌(風牌・三元牌)— 東・南・西・北・白・發・中
これらを「么九牌(ヤオチューハイ)」と呼び、タンヤオはこれらを 断ち切る(断么九) ことが役名の由来です。面子の種類(順子・刻子のどちらでも)は問いません。
鳴き(ポン・チー)については後述しますが、多くのルールでは 鳴いても成立(喰いタン) します。喰い下がりもなく、鳴いても門前でも同じ1飜です。ただし「喰いタンなし」ルールを採用している対局では、鳴いた場合に成立しないので注意してください。
出現頻度の目安
タンヤオは麻雀の役のなかでも 圧倒的に出現頻度が高い 役です。2〜8の数牌は全136枚中の72枚以上を占め、標準的な手牌には自然と中張牌が多く配られます。
プロや上級者の試合でも対局全体の和了のうち30〜40%以上にタンヤオが絡むと言われるほどで、まさに麻雀の基本役といえます。初心者が最初に覚えるべき役として紹介されることも多く、「とりあえず1・9と字牌を早めに切っていく」という基本戦略の根拠にもなっています。
出やすい分だけ相手もタンヤオを警戒します。序盤から中張牌を大量に引き込んでいると読まれやすいため、守備の観点もあわせて身につけていきましょう。また、タンヤオ狙いで中盤以降も么九牌を手放せない局面では、すっぱり方針を切り替えることも大切です。
狙い方・コツ
タンヤオを効率よく狙うためのポイントは以下のとおりです。
- 配牌から么九牌を早めに処理する 1・9牌や字牌は序盤に切っておくことで、中張牌だけの手牌に近づけます。特に字牌は孤立していれば最優先で処理します。
- 鳴きを積極活用する(喰いタン可ルールの場合) タンヤオは喰い下がりがないため、鳴いても1飜を維持できます。他家の捨て牌に2〜8の牌が出ていればチーやポンで素早く手を進めましょう。鳴いた後も手牌の中に么九牌が残らないよう確認することを忘れずに。
- 平和との複合を狙う 門前でタンヤオを作るなら、順子で面子を揃えて両面待ちにすることで平和とも複合します。タンヤオ+平和の2飜で打点が上がるうえ、門前ツモも加われば3飜になります。さらにリーチを掛ければ「メンタンピン」という鉄板形となります。
- 三色同順・一気通貫との組み合わせ 2〜7や3〜8の範囲で揃える三色同順は、タンヤオと複合しやすく、高打点を狙えます。一気通貫は1〜9を使うため1・9牌が必要になりタンヤオとは複合しません。勘違いしやすいので注意してください。
- 喰いタンなしルールへの注意 競技ルールやフリー雀荘によっては「喰いタンなし」が採用されています。参加するゲームのルールを事前に確認し、鳴き可否を間違えないようにしましょう。
複合・関連する役
タンヤオは他の役との複合がしやすい役です。代表的な組み合わせを整理します。
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平和(ピンフ)
との複合
門前で4面子すべて順子・役牌以外の雀頭・両面待ちの条件を満たせばタンヤオ+平和(2飜)。さらに門前ツモが加わると3飜になります。リーチまで加えたメンタンピンは初心者が目指す基本の形です。
- 立直(リーチ) との複合 タンヤオ門前で聴牌したらリーチをかけることで打点アップ。ピンフ+タンヤオ+リーチ+ツモは「メンタンピンツモ」と呼ばれる代表的な4飜形です。
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三色同順
との複合
2〜8の数牌内で三色(萬・筒・索の同じ順子)を揃えるとタンヤオ+三色(3飜)。特に2-3-4・4-5-6・5-6-7などの形は相性が良いです。鳴いても三色1飜+タンヤオ1飜の2飜を確保できます。
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一盃口(イーペーコー)
との複合
同じ順子を2組作る一盃口はタンヤオと複合しやすく、門前2飜+タンヤオ1飜で3飜になります。2〜8の中張牌だけで同じ順子を2組作ることを意識しましょう。
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七対子
との複合
七対子(2飜)の手牌が2〜8の数牌のみで構成されればタンヤオ(1飜)と複合し3飜になります。字牌や1・9牌を含まない対子7組を揃える形です。
- ドラとの複合 中張牌はドラになりやすく、タンヤオ手にドラが重なると手早く高打点になります。中張牌を多く持つタンヤオ狙いはドラ受けも広い点が強みです。
点数は1飜役なので単体では高打点にはなりませんが、複合役やドラで積み上げることができます。詳しい点数は 点数早見表 で確認してください。