立直 (リーチ)

立直(リーチ)は、門前で聴牌したときに「リーチ」と宣言して1000点を供託する役です。宣言後は手牌を変えられませんが、裏ドラや一発などで打点が大きく跳ね上がる可能性があります。成立条件・メリット・デメリット・ダマテンとの使い分けまで詳しく解説します。

飜数
1飜
鳴き
不可(門前のみ)
喰い下がり
なし

成立条件

立直は次の3つの条件をすべて満たしたときに宣言できます。

  • 門前である ポン・チー・大明カンを一度もしていない状態であること。
  • 聴牌している あと1枚で和了できる「テンパイ」の状態であること。
  • 1000点を供託できる 点棒1000点を場に出せること。点棒が残り1000点以下でも、テンパイであれば宣言できるルールが一般的です。

宣言後は 手牌を変えることができません。 ツモった牌が待ち牌でなければ即座に切らなければならず、有効牌を引いても鳴きには応じられません。ただし暗カンは一定条件(カン後も待ちが変わらない)のもとで可能です。

リーチ後に和了するとリーチ棒(供託1000点)を回収し、 裏ドラ を確認できます。裏ドラはドラ表示牌の下の牌(裏ドラ表示牌)から決まり、乗った枚数分だけ飜数が加算されます。裏ドラはリーチ和了時のみ有効です。

出現頻度の目安

立直は麻雀の役のなかで 最も成立頻度が高い 役のひとつです。門前であれば聴牌さえすれば宣言できるため、初心者から上級者まで幅広く使われます。実戦では1局に1〜2回はリーチが飛び交うことも珍しくなく、「麻雀といえばリーチ」と言われるほど基本的な役です。

ルールによって 一発・裏ドラ・カンドラ のあり・なしが異なるため、事前にルール確認を行いましょう。フリー麻雀や多くの家庭用ルールでは一発・裏ドラありが標準的です。

リーチを宣言すると他の3人が守りに入ることが多く、ロン和了が難しくなることもある一方で、相手を降ろすことで「一人旅」になりやすくなるメリットもあります。また、リーチ棒が場に溜まるほど、和了者は点数的に大きく得をする仕組みになっています。

狙い方・コツ

立直は「聴牌すれば宣言できる」シンプルな役ですが、実戦ではリーチを打つかダマテンにするかの判断が重要です。以下のポイントを押さえましょう。

  • 打点が低い手はリーチで補う 1飜しかない平和型や、役なし聴牌などはリーチして裏ドラに期待するのが基本です。宣言することで確実に1飜分の価値が乗ります。
  • 待ちが良い形ならリーチ有利 両面待ち(リャンメン)など和了率の高い形では積極的にリーチを打つと一発や裏ドラが付く期待値が高くなります。
  • ダマテンが有利な局面もある すでに満貫以上の打点がある、相手がリーチ中で危険牌を切らなければならない、序盤で待ちがバレたくない、といった局面ではダマにする選択肢も有力です。
  • 供託点棒が溜まっているときは価値が上がる 場に供託が多いほどリーチの期待収益が上がります。点数状況を考慮して積極的に打ちましょう。
  • 悪い待ちのリーチは慎重に カンチャン(中嵌張)やシャンポン待ちなど和了率が低い形のリーチは、相手へのプレッシャーが弱くなることがあります。待ちの良さと打点のバランスで判断しましょう。

複合・関連する役

立直は多くの役と複合しやすく、打点アップに直結します。代表的な組み合わせを確認しましょう。

  • 一発(イッパツ) リーチ宣言後、他家の鳴きが入る前に1巡以内で和了すると付く役。1飜加算でリーチだけで2飜になります。
  • 裏ドラ 役ではありませんが、リーチで和了した時だけ確認できるボーナスドラです。1枚乗るごとに1飜加算されます。運要素が強いですが、高打点への最大の近道です。
  • 門前清自摸和(メンゼンツモ) リーチ中にツモ和了すると付く役。リーチ+ツモで最低2飜になります。さらに一発が重なれば3飜以上も狙えます。
  • ダブル立直 配牌直後の第一打から即リーチを宣言できた場合に付く2飜役。立直の上位版で、一発・裏ドラとの複合で跳ね上がる可能性があります。
  • 平和(ピンフ) 面子がすべて順子で、両面待ちの場合に成立する1飜役。リーチ・平和・ツモ・裏ドラの複合(いわゆるメンタンピンツモ)で大幅な打点になります。 平和(ピンフ)の牌姿例

具体的な点数の計算は 点数早見表 で確認できます。

よくある質問

立直に一発は必ずつく?

いいえ。リーチ後の最初のツモ(または1巡以内のロン)で和了できたときだけ一発が付きます。途中で他の人が鳴くと一発は消えます。

立直の点数は?

リーチ自体は1飜なので、最低でも30符1飜(1000点/2000点オール)から始まります。供託した1000点は和了者が受け取ります。裏ドラが乗ることで大幅に点数が上がります。

立直は鳴いてもできる?

いいえ。立直は門前(ポン・チー・カンをしていない状態)で聴牌しているときのみ宣言できます。一度でも鳴いた手ではリーチできません。

ダマテンとの違いは?

ダマテン(だまし聴牌)は宣言せずに聴牌する戦術です。相手に聴牌を悟られにくく手替えも自由にできますが、裏ドラや一発がつかず、和了率は高くても打点が落ちやすいデメリットがあります。

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