成立条件
四暗刻は、 暗刻(自力でツモって揃えた刻子)を4つ作り、1つの雀頭を加えて和了する 役満です。通常の「4面子1雀頭」の形ですが、4つの面子がすべて暗刻でなければなりません。
成立に関する主な条件・制約は次のとおりです。
- 暗刻とは 自分のツモだけで揃えた刻子(同じ牌3枚)のことです。ポンや明槓による明刻は含まれず、暗槓(自分の4枚での槓子)は暗刻として扱われます。
- 門前限定 一度でもポン・チー・明槓をすると四暗刻は成立しません。暗槓のみ許可されています。
- ロン和了の制限 四暗刻のテンパイ形で他家の捨て牌にロンした場合、最後に揃えた刻子が「明刻扱い」となります。この場合、四暗刻ではなく 対々和(3飜) として計算されます。
- 単騎待ちの例外 4つの暗刻を先に揃え、雀頭を単騎待ちにした形(四暗刻単騎)では、ロン和了でも四暗刻が成立します。これは最後の牌が雀頭であり、刻子の明刻扱い問題が生じないためです。
待ちの形は大きく2種類あります。 四暗刻(通常形) は最後の暗刻が両面・シャンポン等の待ちになる形。 四暗刻単騎 は4暗刻完成後に雀頭1枚を待つ形で、和了率は低いものの多くのルールでダブル役満として扱われます。
出現頻度の目安
四暗刻は役満のなかでも 難易度が高い部類 に入ります。配牌時点で対子(同じ牌2枚)が3〜4つある場合にのみ現実的な選択肢となり、標準的な配牌からではほぼ狙えません。
実戦での出現確率は役満全体のなかでも低めで、国士無双や大三元と比べると遭遇する機会は少ないです。しかし、配牌に恵まれれば確実に役満を仕上げられるため、 対子が4つ以上あるような特別な配牌 を受けたときは積極的に狙う価値があります。
一方、四暗刻を狙うと七対子も候補になることが多く、どちらに向かうかの判断も大切です。七対子は2飜(門前限定)で役満には及びませんが、和了速度は圧倒的に速いため、状況に応じた柔軟な切り替えがカギになります。
狙い方・コツ
四暗刻を目指す際に意識すべき考え方を整理します。
- 配牌で対子の数を確認 配牌時点で対子が4つ以上あれば四暗刻を視野に入れましょう。3つなら状況次第、2つ以下なら七対子も含めて柔軟に構えます。
- 順子を完全に排除する 四暗刻は刻子4つが必要なため、順子の種になる孤立牌は早めに処理します。同じ色・数字の牌を集めて刻子に育てることに集中しましょう。
- 暗槓の判断は慎重に 4枚揃って暗槓できる状況でも、暗槓により残り枚数(王牌)が変化するため、和了まで持ち込めるか確認してから判断します。リーチが入っている局面では暗槓を控える選択も有効です。
- ロンで和了しないよう意識する 最後の暗刻が揃っていない状態でテンパイした場合、ロン和了は四暗刻にならないので注意。ツモ和了を基本に、可能であれば単騎待ち(四暗刻単騎)に切り替えることでロン和了も生かせます。
- 七対子への切り替えタイミング 局が進んで必要な刻子が場に見えなくなった場合、七対子や三暗刻+他役への切り替えを検討しましょう。役満を諦めてでも和了を優先するほうが局全体の得点効率が高くなる場面もあります。
複合・関連する役
四暗刻は役満なので他の通常役と点数は複合しませんが、構造的に関連する役を知っておくと手牌の方向性を判断しやすくなります。
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対々和(トイトイホウ)
4面子すべてを刻子にする2飜役。鳴きOK。四暗刻は対々和の条件を満たしていますが、役満が優先されるため複合はありません。ロン和了が発生した場合は四暗刻が不成立になり、代わりに対々和(+他役)として計算されます。
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三暗刻(サンアンコウ)
暗刻3つを含む2飜役。四暗刻に向かう過程で三暗刻条件も満たしますが、四暗刻が成立すれば役満が優先されます。ロンで最後の刻子が明刻になった場合は三暗刻(暗刻3つ)として計算されることもあります。
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国士無双(コクシムソウ)
同じ門前役満でも、こちらは1・9牌と字牌13種を集める特殊形。手牌の方向性はまったく異なります。
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七対子(チートイツ)
対子7組で和了する2飜役。四暗刻を狙う配牌は七対子の候補でもあることが多く、途中で切り替えることも選択肢です。
四暗刻の点数は子32,000点・親48,000点。四暗刻単騎をダブル役満とするルールなら子64,000点・親96,000点になります。具体的な点数は 点数早見表 で確認できます。